オランダで就職や転職活動をし、やっと内定をもらった時に気になるのがジョブオファーの具体的な内容。今回のブログでは、オランダで現地の雇用主からジョブオファーを受け取ったときに確認するべきこと、気を付けるべきことについて説明していきます。

給与

どの転職者にとっても、ジョブオファーの中で最も重要な確認事項は給与でしょう。上の例の場合、ジェーンは月給3800ユーロを提示されています。オランダのほとんどの雇用主は、年俸制ではなく月給制で給与を提示します。時給制の労働者の場合は、1時間あたりの時給額が提示されることがほとんどです。

また、多くの場合、ジョブオファー上に提示される給与額は税引き前のグロス給与額となります。つまり、この金額は毎月銀行口座に入ってくる手取り金額ではないことに気を付けましょう。オランダでは、給与の額に応じて、異なる税率が課されます。上記の例の場合、もしジェーンさんの税引き前の給与が3800ユーロである場合、毎月約3000ユーロが手取り金額として銀行口座に入金されることになります。

ジョブオファー上に提示された給与額のチェックポイントして、上記の例の場合、雇用主に下記の点を確認するとよいでしょう。

  • 3800ユーロがグロスなのかネットなのか
  • 提示給与額に、オランダの休暇手当(vakantiegeld)が含まれているのかどうか
  • 提示額がグロスの場合、実際の手取りがいくらとなるかは、入社後に会社の給与計算担当者に確認するのがよいでしょう。
  • 募集要項に掲載されていた福利厚生含む手当が含まれているかどうか
  • もし3800ユーロでは不十分な場合は、給与交渉を開始する必要があります

入社日

自分自身はすぐにでも勤務開始できると伝えていたのに、ジョブオファー上では入社日が次月の1日となっているというケースはよくあります。一般的に、雇用主側に緊急性がない限り、入社日は次月の初日(または月曜日)に設定されることが多いと考えてよいでしょう。入社日は、多くの場合、雇用主の給与計算スケジュールに沿って決定されます。

ジョブオファー上で提示された日以外の入社が可能かを確認することに問題はありませんが、一般的に、提示された日よりも早く入社することは難しいことをあらかじめ念頭に置いておいてください。

契約期間

上のジョブオファーの例の中では触れられていないが重要な確認事項として、雇用契約期間があります。オランダでは、初めから無期限の雇用契約を提示されることは一般的ではなく、初めは期限付きの有期雇用契約を提示されることが一般的です。これには、オランダでは無期雇用契約の社員を解雇することが法的に非常に難しくなっているという背景があります。

雇用主には下記の事項を確認するとよいでしょう。

  • 提示されている雇用契約の終了日はいつか
  • 契約更新の再検討は、雇用期間終了のどの程度前に行われるか

有給休暇

上のジョブオファーの例では、30日間の「休暇」が提示されています。これは、有給休暇のことを指します(オランダ語から直訳するとvakantiedagen)。休暇数については、オランダの雇用主は最低20日間の有給休暇を社員に付与する法的義務があるということを知っておきましょう(フルタイム勤務の場合)。

  • 有給休暇の連続取得は何日まで認められるか
  • 提示された日数には、祝祭日も含まれるかどうか